オープニングのワーナーのロゴからの
本編に入ってゆく感じが好き。
またニューヨーク、またメグ・ライアン。
今度のメグ・ライアンはサンドイッチを
食べながら、髪を振り乱さない。
昔、SNSで知り合った友達の女性に
その人の彼氏さんと３人で飲むことが
あって、待ち合わせに現れたのは、
当時、僕が勤めていた会社の同僚だった。
2人は、僕という（中継地点）を経由して
仲良くなってゆき、夫婦になった。
高校の頃から僕は、グループの中で、
（誰と誰が付き合っている）情報に鈍感だ。
誰よりも飲み会に参加して、
誰よりも飲み会を企画しているのにだ。
『そこまで気付かないと、特技ですよね。』
と、言われたこともある。世界は狭い。
まだみんな、デスクトップパソコンで
メールを受け取っていた頃の話。
真夜中の2時ごろ、返信をどう返そうか、
うにゃうにゃ悩んでいた頃の話。
待ち合わせで遅れては、喧嘩になったり、
その喧嘩で仲が深まったりした頃の話。
想いは、一日中持ち歩かなくてもいい。
一日、心の奥に寝かせて、
一日の終わりに、ゆっくり書けばいい。
出張の夜、1人で街に繰り出して、
カウンターだけの狭い飲み屋の
隣に座ったサラリーマンとかに、
普段誰にも話さない、自分の悩みとかを
饒舌に話してしまうこともある。
自分の知らない街の知らない相手だから、
心の中のいろんなものを見せてしまう。
そんなことも、この映画を見ると、
思い出してしまう。
ニューヨークを舞台に、
メグ・ライアンとトム・ハンクスが
最悪の天敵と、最高の理解者になってゆく話。
これも好きな作品。
