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ユー・ガット・メールのkanegoneのレビュー・感想・評価

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)
4.2
先程「めぐり逢えたら」を観た時に、年末にバッドエンドの映画は絶対観たくないということに気付いたので、

全く同じ監督、同じ主演の続編的な映画を観てみました。見事なハッピーエンドで大満足です。

二十歳くらいのとき、いろんな人とメールしたなあ・・。 初めて買ったiMac で、ソフトはポストペットで、アナログの電話回線で。

いい時代でしたね、いま思うと。夜更かしとかしてたし、自転車ばっかり乗ってたなあ。学校が終わったら音楽とマンガとおしゃべりだけの生活で、自分も友達もみんな若くてね。

人生に無駄なことなどないってお釈迦様も言ってた気がするけど、本当にその通りですよ。


吹き替えの声は「めぐり逢えたら」の方がハマってたけど、本作の方が共感ポイントは多くて、面白かったです。

中盤、メグライアンが「メールでのやりとりなんて他愛ないものだけど、それが私にとっては何よりも大事なものになっていたの」と吐露するシーンがあるんですが、これは今の私にとってのフィルマークスとそのまま重なりますね。

フィルマークスで知り合えた人たちの大切さ、ここでやりとりができることのありがたみというのは日増しに大きくなって、もはや「かけがえのない」レベルになっています。そういう人、少なくないと思うんだ。

スマホで光回線になっても、ネットに触れてから20年が経っても、やってることも求めてるものも、全然変わってないんだなーと思いました。

いま観てよかった。いい映画でした。
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