Morizo

女王陛下のお気に入りのMorizoのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

・ 昔は欲の向かう方向がシンプル。特に男性はそのように描かれていた
・ シンパシーを感じる対象が移ろいでいく。最終的にサラにシンパシーを感じる人が多いだろう。それは、成功した同僚や友人の中にアビゲイルを見つけ出すからであると同時に、自分の中にもアビゲイルの要素があることを自覚しているからか。
・ 美貌と才能がエゴ方面に開花してしまうもったいなさ。運命に翻弄されたことへの恨みから脱しきれないアビゲイルもまた哀れな存在
・ 言葉遣いが現代的すぎる時があるのはわざとか
・ オリビア・コールマン、45歳かよ!
・ 映像美。フレームワークや光の使い方が素敵。
・文字情報を捨てたエンドロールが見せたかったものとは?

ウサギで埋め尽くされる終わり方から、これまでの空気感から明らかに逸脱からしたエルトンジョンの曲(「Skyline Pigeon」)に観客は謎かけされる。
檻の中で寵愛されるうさぎと解き放たれ(撃たれなければ)自由な鳩 で2人の未来が暗示されているかのようであった。

そして実際、史実はそうであるようだ
Morizo

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