DVDで。ちょっと画質悪かったような? 気のせい? 戯画化、異化効果、距離置いて見られるように思えて良かったけど。
吹替版、行間を埋める自然な翻訳、喋り言葉、会話で良かった。こんなにクオリティ高いのに女性言葉は女性言葉なんだな、と少しだけ残念に感じるほど。
侍女の物語を一気見したところだったのでエリザベス・モスの登場に動揺してしまった、
あの、知識レベルや価値観の違う人々が集まった場の会議、なんともいえん居心地悪さ、リアルすぎて。
スピーチも一種のパフォーミング・アートに見えてくる、
トゥレット障害の男性に困る記者とアーティスト、リアルだったな。寛容になりましょうと声がけする年輩男性の存在、ものすごく心強かった。
スウェーデンにもセブンイレブンがある
チンパンジーと一緒に住んでる女、どういうことなの。
コンドームをつける描写をちゃんと。正しい。女性上位のセックスの後、男性上位の後背位、侍女の物語を見た後だから、面白い、公平なセックスってか?
ゴムを受け取ってなにするつもりなんだ、あの女…クローンでも作るの…?とか思っちゃった、なんだったんだ、あれは
騒ぎ立てる少年。汚い言葉。大人たち、もっと誠実に向き合ってやれよ…
美術館での女との会話、なんともシュール。
別れた妻との間に娘がいるのかよ。しかも子供を怖がらせてしまうタイプの父なのかよ。吹替版、フルハウスのダンの声か、このタイミングで気付くのも変だが。
YouTubeで三十万再生突破して電話がかかってくるあたり苦笑してしまった。炎上騒動、日本と全く同じ言葉が飛び交うんだなとか。
有名になるということは馬鹿に見つかること、という有吉さんの名言があるけれども、場とコト、場とモノというのは本来密接なので、美術館という聖域でなら成立するコトが、ネットに出ると通用しないなんて、いくらでもあるよなとか。
それにしてもあれはないか。しかし結局、スポンサーの意向=客層=経済に道徳や倫理観が左右される、ということなのかもそれない。
しかし、猿を模倣する人、凄すぎたな…固唾を飲んだもんな。この映画で見たかったの、現代アートのこういう部分だったから、満足。鑑賞者を安全圏からアートの領域内に引きずり込む、見世物を覗き見る人間の浅ましさをブン殴るかのようなパフォーマンス…いやすごい。画面越しという安全圏からまなざす私の存在まで浮き彫りにする、それだけの力があってよかった。
本当に猿に見えてきたもんな。画面越しなのに錯覚するあたりすごかった。全員が目を背けているなか、レイプされそうになる女性、凄まじかったし、止めに入ってくれる男性たちがいることに安堵するのも束の間、殺して!の叫びに呼応するかのように暴動になだれ込む、人間って…って感じ。
ウィキペディア、猿の惑星シリーズの猿の演技に基づいてキャスティング、って凄い情報だな。
子供を突き飛ばしておいて、なぜやめなかった? はないだろう、とか。
謝罪動画、お互いに偏見が、そんなハナシしてないっつーの。富の再分配。嫌われる話法だなあと。画面に映し出されるスクエアが皮肉。スピーチはあんなに上手なのに。
そして記者会見、表現の自由の話に発展、まあ…美術館がどう判断するか、少なからず注目される部分だよな…ランダムに発言する記者たちの様子、新鮮かつ風通しの良さを感じられて良かった。
クビになっちゃってスクエアの中で演じられるチアリーディングを見る、撮り方がちょっと面白かったな。
少年に謝りに行くも、彼はもういなくて。
で、そこで終わる!?
覚悟してたよりひどいことは起きなかったけど、でもやっぱり猿のシーン、凄かったな…連作風味になってたあたりが物足りなかったけど、各シーン、小話全てが風刺劇になってて興味深くはあった。