もう岡田准一である。
一人だけ別次元の動きをしている。
素人の中に、一人だけ、モサドの
工作員みたいな動きをしている。
サムライと言うより、クラヴ・マガ
(近接格闘術)の凄腕の使い手だ。
速くて、美しくて、実践的で、
そして、恐ろしい。見ていて、
ちよっと笑えてくる。
岡田准一すげぇ。である。
岡田准一の佇まい。
木村大作が撮る画が美しい。
(これこれこれ)とアガる。
劇的に、やり過ぎてないのもいい。
100人斬りみたく(そんなバカな)な
曲芸みたいなことをやっていない
ものいい。西島秀俊の殺陣も
あまり見ないモノだった。
振りかぶって切るのでなく、
目の前にいる相手に対して、
最短距離で突くのだ。声もなく、
無表情で突くのだ。プスーーと。
これはこれで実践的で恐ろしい。
麻生久美子さんに黒木華さん。
身勝手で残酷すぎる時代の中、死地に
赴くことを覚悟したような男たち。
その背中を見送るしかない女性たち。
鎌倉殿ロスからなんとか
立ち直り、家康を見始めたが、、
なんかね、ちゃんと時代劇見たくて。