ウサミ

さよなら、僕のマンハッタンのウサミのレビュー・感想・評価

4.0
傷だらけのヒューマンドラマ。

男と女の交わりが果たして恋なのか愛なのかただの性欲なのか…
青年の迷いの中で紡ぎ出される温かなストーリーが心地よい。

恋愛モノ?青春モノ?はたまた親子モノ…?
それとも、一人の男のアイデンティティの模索を描いているのか?

90分という短い尺の中で「どっちつかず」のまま転がっていく感じが、あながち苦痛では無い。

セリフが良いですね〜
ジェフブリッジスは、僕が観た彼の出る映画の中で一番好きな役でした。

短尺もたたってか、少しキャラクターの描かれ方が薄く思えて、感情移入できないポイントも多々あった。
けれども、その自分の傍観者になる具合もまたこの映画の魅力なのかな、と噛み砕いてしまえばこの映画、悪くないですね。

正直あまり好きじゃなかったけど、尻上がりに好きになっていき、最後には良いななんて感じてしまいました。

ふとした瞬間にまた見直したい。
ウサミ

ウサミ