クリンクル

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のクリンクルのレビュー・感想・評価

5.0
DCツイッター試写にて

グロい、グロい、痛い、グロい、死体!、グロい、これが観たかった自殺部隊だ!!

ダーティなイドリス・エルバのカッコ良さ
主演映画以上のハーレイの大活躍、これは最高の女性アクション俳優だ!
ジョン・シナのバカさ全開のハマり具合
etc…
俳優全員が史上最高の姿で存在してる幸せ

見た目は血飛沫舞う残虐、彼らの背景も陰鬱だがちっとも映画全体が暗くない
むしろ人が残酷な死に方をして笑ってしまう楽しさで溢れてる
低予算ジャンル映画の文法で作られたジェームズ・ガン監督の悪ふざけという名の映画への賛歌だ
これを使い捨ての自殺部隊という時代の底を生きる人々を主役にしてやってのけるジェームズ・ガン監督は全面的に正しい
見きれないほど巨大化して空を飛び回り手が届かなくなったヒーロー映画を再び私たちの地上へ降ろしてくれた
R15だが近年にはなかったド直球ど真ん中のヒーローとは何の事であるのかの答えがこの『ザ・スーサイド・スクワッド』にはある



深く考えないで楽しめる映画ではあるのだが、この映画が風刺するものの鋭さというのも軽く流してはいけない
今までのコミック映画、戦争映画、社会ドラマ以上にアメリカという国に中指を立てるジェームズ・ガン監督の強烈なメッセージを受け取った
これからも自由に作るガン監督の映画を観続けたい