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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結の一のレビュー・感想・評価

4.1
やっぱりジェームズ・ガン様様ですわ…🥺👏🏻👏🏻👏🏻

錚々たるMCU制作陣の中でも絶対的に信頼できる監督はここでも100%外さないし、久々にDC映画の傑作を目の当たりにできただけでも純粋にめちゃくちゃ嬉しい

世間ですこぶる評判の悪い前作の『スーサイド・スクワッド』も、実は意外と嫌いではないのですが、さすがに本作を観てしまうとあまりのクオリティの差に開いた口が塞がらない…
(強いて言うなら、ハーレイのビジュアルだけは前作の方が好き)
とはいえ、マーゴット・ロビーは3回目にしてようやくハーレイ役として報われたのではないだろうか

とにかく下品でやりたい放題な“ジェームズ・ガン節”満載で、悪趣味とも言えるような監督のやりたかった事全てを詰め込みましたというのがこれでもかと感じられるので、ファンとしてはただただ夢心地
それでいてとっちらかる訳でもなく綺麗にまとめ上げてしまう力量もさすがとしか

言ってしまえば、頭のネジが外れてストッパーが効かなくなってしまったアベンジャーズなんだけど、いつも通りキレッキレのユーモアセンスからエグめのスプラッター、スローを駆使したスタイリッシュなアクションや楽曲チョイスなど、ちゃんとジェームズ・ガンにしか作り得ない傑作になっていて、これがまぁファンにはたまらんのです

登場人物も全員がキャラ立ちしているし、中でも不安要素だったキングシャークことナナウエがとにかくかわいくてツボ&スタローンが声優してるのもさらにツボ
逆にハーレイの登場が少ないんじゃないかってくらいに、偏りなくキャラクターひとりひとりにしっかりと見せ場があり、そのシーン毎にいちいちグッときてしまうからもはや感心してしまう

正直中だるみしてる部分もなくはないんだけど、メンバー紹介をサクッと終わらせたり、クライマックスにかけての畳みかけるように進む怒濤の展開には、圧倒的すぎて有無を言わさず魅せられてしまうからやっぱりガンの映画はやめられない
その上きっちり爽やかな感動も味わえるともなれば文句のつけようがない
うーんジェームズ・ガン最高!!!!!!!!

〈 Rotten Tomatoes 🍅91% 🍿83% 〉
〈 IMDb 7.5 / Metascore 72 / Letterboxd 3.8 〉

2021 劇場鑑賞 No.050
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