『ドレミファ娘の血は騒ぐ』以来の衝撃。休憩なしの二本立てでトイレ我慢できずに冒頭を見逃して、戻ったらいきなり櫻井拓也がツチノコに噛まれていましたが、凄いのはそこからでした。あまりに唐突にやってくる聾唖状態・パンの耳発狂・風俗店勤務・殺人容疑・鶏姦・キノコトリップ・全裸疾走。羅列してもわからないと思うから観てもらうしかないのだが、荒唐無稽の世界から森・滝・生まれ変わりといったアピチャッポン的主題が立ち上がって来る時の新鮮な驚きと高揚感を是非感じてほしい。めちゃくちゃに思われた物語が一つの一貫した世界観に基づいていることに気付いた時の感動。長回しのロングショットで撮られるエロくもないパンチラカットに、最後の涼川絢音のアップの表情に、性と死の本質らしき何かを感じたのはおれだけなのだろうか。予想外の傑作に出会えて嬉しみに溢れてる。
あと、ムチムチした有村架純といった趣の月本愛がバリエロい。決して美人ではないところがまたエロい。
