まりぃくりすてぃ

我は神なりのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

我は神なり(2013年製作の映画)
4.7
写実的で夢のない画(「デカ目」の概念なんか知らないとばかりにほぼ全員が一重瞼だったり)は想像力を刺激してはこないけど物語理解の邪魔にもならないので、アニメとしてどうかでなく人間ドラマ全体をどう受け取れたかが私自身の今回の関心事です。───内容にとにかく釘付けだった!
「クズ父」対「長老様」対「牧師様」の三つ巴に最弱者としての娘(カワイソすぎる……)が絡まれていく、というバツグンな展開。
カワイソ娘と牧師には、ちょっとは美男美女的な雰囲気ありかもね。若さと内面がそうさせた?
クズ父の生命力は、終盤に至ってもなお(ゾンビ的に)強すぎ。これは難点かも。ラストの“クズ卒”の父にはまあまあ納得だけど。

「ソウル・ステーション」の姉妹作とするにはあまりにもゴリンゴリンしすぎてるんで、“兄弟作”と呼びましょう。