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累 かさねのninaのレビュー・感想・評価

累 かさね(2018年製作の映画)
4.5
震えたの一言。演技力の凄み。
原作読んでて、実写化なんて到底無理やろうな、こんなに演技力ある人おらんやろって思ってたし、土屋太鳳と芳根京子がダブル主演でやるって聞いた時も、普段のほほんとした役柄しかしてないあの二人に、累の劣等感とかニナの傲慢さが出せるわけがないって思ってた。
でもそんな決めつけをはるかに超えるぐらい、二人の演技力が素晴らしかった。
二人がスクリーンに出てきてからずっと鳥肌。訳もなく鳥肌がたつ。それぐらいの凄さ。強烈な映画として自分の中に記憶に残り続けると思う。
間違いなく実写化で私の中で一番満足している作品。もっと見てたいと思った映画なんて久しぶり。
累を演じた二人の時の違いもまた楽しいし、ニナの傲慢さが薄れていく様も見事に表現してた。
最後20分くらい、意味もなく涙がでた、ダンス、表情、土屋太鳳の全てに魅せられた。
こんなにも言葉で表せない感想をもてる映画に出会えたことに感謝。
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