ホラー映画業界を賑わせたPOV形式が
ついにサメ映画にも登場した作品。
ファウンド・フッテージ型の本作は
行方不明になった主人公たちが記録した
ビデオカメラを公開したという作風。
オーディション番組に投稿するために
シャークケージダイブを撮影しようとする
主人公、その彼女、主人公の兄は
ビデオ撮影しながら現地へ向かう。
途中、プロポーズ作戦を考えたり
たまたまヒロインと兄貴の浮気が映ったり
(主人公は気づいてない)
作風を考えると、どうせ死ぬ奴らの
どうでもいい人間模様が長々と行われます
ようやく海にダイブした直後
高波によって船が転覆
海に放り出された3人はサメの恐怖と
救助が来ない絶望を味わう事になる…。
サメ×檻×POVという面白そうな題材から
生み出されたのは海洋汚染ゴミ。
1番の問題はPOVを全く生かしていない。
POV特有の臨場感が死ぬほど無い。
シャークケージダイブなら
サメが檻にガシャアアアーン!!とか
目の前をサメが横切ったり
生々しい描写が映ったりが存在しない。
強いて言うなら檻のシーンは数分で終わる
(ケージダイブしろよ…)
代わりに映されるのは
ヒス男×ヒス女×ヒス兄のクソみたいな
バカミューダトライアングル
途中、安全地帯をヒスで燃やすところは
最高にバカ。しかも巻き添えで人が死ぬ。
前半の浮気シーンもキスしてるだけなので
どうせならもっとエロくやれや!!
(後半にバレますがヒスるだけで
盛り上がるわけではありません。)
総合的には
サメが偶に出てくる程度の
ヒステリックホームビデオなので
作品として面白くないどころか
結構イラつく場面が多いので
フカい(不快)指数は高めです
(サメだけにね!!)