大好きなジェラルド・バトラー主演、ゲイリー・オールドマンも出る！ ということで楽しみにしていた作品。ジェラルド・バトラーは製作も担当。
主人公の潜水艦長とクルーたちが、攻撃を受けた行方不明の潜水艦を探す任務の過程で、ロシア国内の陰謀に巻き込まれていく物語。
いつものジェラルド・バトラー無双かと思いきや、今回はずっと潜水艦内にいる艦長役、戦いのシーンはかなり少なく、ピンチの度に決断するリーダーとしての姿が印象的。
ジェラルド・バトラー、シビれるほどカッコ良くて涙が出た…！
ポスターのコピーにある通り、音で敵の接近を感知し、敵に悟られないために時には息を潜めて無音状態すら作る。手に汗握るとはまさにこのこと。
しかし！ この映画は潜水艦だけじゃない！
陸上で別のミッションを遂行する特殊部隊、敵側の潜水艦艦長、ロシア軍や大統領周辺、とあちらこちらで戦いが繰り広げられて、みんなアツくてなおかつクール！
仕事にまっすぐな男気溢れる登場人物たちにワクワク、銃火器系アクションの迫力に満足しつつ、ロシア側の人間との間に繰り広げられる心理戦にもハラハラした（そして感動した）。
2時間ずーっとドキドキハラハラできるから、サスペンスとアクションと熱い男たちの闘いが好きな人にはオススメ！
※ここからちょっとネタバレ
ロシアの潜水艦長が、海軍の駆逐艦に乗っているクルーに無線で語りかけ、一人一人名前を呼ぶシーンはそりゃもうぼろぼろ泣いた。訓練した若手の名前、ちゃんと覚えてるんだ！ ってジーンとした。
演じたミカエル・ニクヴィスト、この作品が遺作なのかな？ ご冥福をお祈りします。素晴らしい演技だった！
（追記）
2回目行ってきました。
潜水艦アーカンソーの乗組員、名前がはっきり出てこない人も含めて個性豊かで好きすぎる。
ジョー・グラス艦長に振り回される優等生な副長かわいい。艦長をナイスアシストする副長補佐や、整備を一生懸命がんばるクルーたちもいいぞ！
ゲイリー・オールドマンその役でいいの？ 問題、ゲイリーである必然性はない役だけど、ピンチにキレるゲイリー、実は裏があったりして？ と期待と不安を煽ってくれるゲイリーと充分楽しませてもらった。作品をビシッと締めてくれて本当にありがとうという気持ち。
（明らかに悪役顔の敵を、クレイジーな悪役を演じてきたゲイリーが「MAD」呼ばわりしてるのは笑ってしまった）
一番危険な場で使い捨てされがちなネイビーシールズの4人や、ロシア大統領のSPの名前がサラッとさりげなく出てくる演出も気が利いている。
特にシールズ隊長の名前が出るタイミングは神！だった！
