ハンターキラー 潜航せよ
真相が明らかになるのが中盤辺りだし話もざっくりで少しかったるいかな、
と思ってたら後半スリリングで盛り上がった
とはいってもこんな緊張もう要らない笑
一人の権力を持った狂人が引き起こしたクーデターが大国間戦争の引き金になりうる事が決して空想の話ではないのが怖い、常に緊張感の存在する世界情勢
恐らくその過程で軍人とは、軍人ならという職務遂行使命感が弊害になる場合もあるだろうけどこの作品は主人公の台詞にもあるように両国の艦長同士、一人の潜水乗り同士の対話に焦点が当てられている
艦長(リーダーシップ)とは?という問いかけも散りばめられていてやはり元潜水艦艦長の執筆作だなと納得できる箇所が多かった
ワイルドスピードの制作陣ってあったから想像がアクション寄りで入ってしまったので最初かったるさを感じてしまったけど、ミサイル発射、発砲シーンはかなり本格的、ラストの根絶シーンは爽快!?
陸から潜入した方々のストーリーは中盤の見せ場だが、あまりにミッションが過酷で任務遂行の虚しさみたいなものを感じてしまった、この作品の全体的なクールさが相まって
アクションに振ってくれば考える隙もないのだろうけど、こういう描き方だとやはり観方も変わってくる
本部でのやり取りも最後の方で「謝らんのかい!」ってツッコミを入れたくなる場面もあったけど、誰が正しいとかではなく立場によって求められる選択や決断力が変わってくるのもよく分かる
よくあるお話だし、それぞれの立場の描写が多少薄めだったような気もするけど、普通に面白い作品でした