ひろぽん

トップガン マーヴェリックのひろぽんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ海軍戦闘機兵器学校である『トップ・ガン』にかつて天才パイロットと呼ばれた男・マーヴェリックが教官として不可能とも思える高難易度ミッションに挑む候補生を育成し、過去のしがらみと向き合いながら彼らと共に戦う物語。

DOLBY ATMOSでの鑑賞。
冒頭での『Danger Zone』とエンジン音が身体の奥底まで鳴り響くオープニングは前作とほぼ同じ映像で創出され、懐かしさと共に現代風にアレンジされたカッコ良さを感じる。

KAWASAKIのバイクにレイバンのサングラス、フライトジャケットを着て疾走するマーヴェリックの登場シーンは胸が高鳴った🏍😎🧥

この作品の特筆すべき見どころはなんと言っても登場する戦闘機が全て本物であり、俳優自信が実際に戦闘機に乗り重力加速度を受けて、6つのIMAXカメラでコックピット内の映像を撮影し、リアルを追求したという点である。最近ではありふれたCGばかりの映画界に“本物”にこだわったトム・クルーズの本気と5ヶ月の飛行訓練を受けて望んだ俳優陣の姿には心を掴まれた。本物の特別な体験はここにしかない。

トータルで800時間を超える撮影時間をこだわり抜いて2時間11分に凝縮させてるから、1シーン1シーンの迫力が本当に凄い。

グースがピアノで弾き語りしていた曲を息子のルースターが歌うシーンや、ビーチでのバレーを連想させるアメフトで仲を深めるシーンはやはり感慨深いものがある。マイルズ・テラーが自分でちゃんとピアノ弾いてるの凄いなマジで。

今作で登場する訓練生である女性フェニックスの存在は時代の流れを感じさせてくれる象徴として描かれている。前作では女性パイロットは1人もいなかった。

マーヴェリックとアイスマンの関係を連想させるルースターとハングマンのライバル関係の構図が良い。


口下手なマーヴェリックが言葉じゃなく行動で持ち前の実力を示して、不可能だと思われたミッションを可能だと証明した時の感動は凄かった👏

亡きグースの息子ルースターとの確執や、前作で名前だけの登場だったペニーとの恋模様で頭を抱えるマーヴェリックの姿には相変わらずの青臭さを感じる。


前作への最大のリスペクトと懐かしさを入れつつも、前作を超える進化したリアルな映像は、自分の期待値を余裕で超えてきた。本当に面白い作品だと思う。絶対に劇場で観るべき。終始手に汗を握り、ハラハラドキドキの緊張感を味わえる最高傑作!

Lady Gagaの主題歌『Hold My Hand』のMVがトップガン風の演出で痺れた。


本日7/3はトム・クルーズの誕生日!
ついに還暦を迎えたというのが信じられない🎂

ありがとう、トム・クルーズ


“It's time to let go.”

“Don't think,just do”
ひろぽん

ひろぽん