えるる

さよならの朝に約束の花をかざろうのえるるのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

種族が異なる義親子の愛のお話

エルフの様な長命だからこそ人間の寿命を見送る立場になってしまう別れの種族。長命の血を人間に狙われ村を襲われ逃れたマキアが人間の赤ちゃんエリアルを拾い育てる。村でヤギのおっぱいを吸わせようとするマキアが可愛い。ミドさんが良い人すぎだわ息子兄弟も最高。王家に攫われたレイリアが辛すぎる。王も王子もろくなやつじゃない。エリアルはどんどん成長するがマキアは年を取らない。自分がマキアの子じゃ無い事を知ってから反抗期と儚い恋心を抱く様に。鉄鋼の街の酒場の雰囲気が好き。ミドの長子ラング応援してたけど残念。だがロン毛カッコよかったよ。独り立ちし兵士になったエリアルは絶損妊娠中の嫁をもつ。レイリアを助けるためにクリムに攫われたマキアと戦場で再会。マキアはエリアルの嫁の出産に立ち会う。
母親として育てさせてもらった事をエリアルに自分は守られていた事、沢山の思い出をマキアは感謝しつつ父親になったエリアルの成長を見送り、友人のレイリアを助けにいく。レイリア飛んでの時、えーーって思ったけど龍の種族の子がいて良かった。レイリア最後子供に会えて良かった。
マキアはおじいちゃんになり寿命を迎えるエリアルに会いに行く。母親だから泣かない約束は守れない。

期待値が高過ぎたが義親子の話としてはありがちと言えばありがち。だが微笑ましく絵が綺麗でキャラも良く可愛くて良い。イゾルも登場と違いレイリアを守る良い奴だったし、ハーフのバロウは長命の血を引き継いで居たので希望がある。平田さんの声は登場シーン辺りちょっと聞き取れない。最初レイリアとクリムが恋仲でマキアが泣くシーンがあるが、マキアはレイリアを好きな百合説の方が合点が行くしラストの展開にグッとくるものがある。長命の種族にとっては少しの時間の話ではあるが2人別々の何十年かを過ごし子を持ち、やっと再会し龍に乗って見る景色。エンディング後のイラストで古の種族である龍と一緒に暮らし2人きりじゃないのがわかってホッとする。

絵や雰囲気やキャラなど綺麗でテンポも良いので、あまりアニメを観ない方にお勧めしたい映画です。
えるる

えるる