焦げすーも

スリー・ビルボードの焦げすーものレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.7
主人公のしかめっ面が非常に印象に残る映画。
娘を失った主人公のとった奇策が引き起こす何度にも渡るどんでん返し。
行き場のない怒りをぶつける主人公については痛快に思いつつも、どうしようもない事件はあるよなあと前半部では警察側にも半ば同情。
物語が一気に展開する中盤以降は、ある死者が生存者に対して手紙で影響を与えていくストーリー展開には涙なしには見られない。広告看板と手紙という文字が人に予想外な影響を与えるというのがこの話の骨子かな?

あと、冒頭とエンドに流れるアメリカのカントリーミュージック?も最高。あたたかいロードムービーに合うような音楽で、この不穏なストーリーに合わなさそうになのに合ってしまうのが不思議。
焦げすーも

焦げすーも