[なぜ、物語は作られ続けるのか]
皆さま、今年も本当にありがとうございました。
今年はFILMAGAで『聖なる鹿殺し』の解説記事を書かせていただいたりと、とても勉強になる年でした。
ただあまりFilmarks自体に感想を書けなかったのが心残りでした。
もちろん映画自体は見続けていたので、今年見た「映画ベスト10」と共に話したい映画10本、計20本の感想を動画にしてみました。
【映画ランキング】 2018年 映画ベスト10 (+10)
https://www.youtube.com/watch?v=W5lCDR35NUY
54分と長い感想動画になってますが、魂をこめて語らせていただいたので、今年を振り返りつつ、お暇な時にでも見ていただけると嬉しいです。
「ブリグズビー・ベア」は劇場で鑑賞し、本当に心に残る一本でした。
上の動画のランキングのどこかで、私がなぜ「5.0」を付けたかを具体的に話しています。
最初から最後までずっと涙が止まりませんでした。
そして「物語」がなぜ作られ続けるのか。
その本質が、この映画には詰まっていたように思っています。
誘拐した父と母、そしてジェームス。
誰かが作った「物語」にはその人たちの魂の欠片が宿り、良くも悪くも自分の一部へと変わってゆく。
そしてまた
新たな魂を込めて
どこかの誰かへと
自分以外の、誰かへと
終わらせるために
はじめるために