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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのtakumiのレビュー・感想・評価

4.6
ダニエル・クレイグ版ボンド最終章、2年間待ちに待った甲斐がありました!

3時間近い尺を物ともしない怒涛の展開、迫力のアクション、同じ人間とは思えないダニエル・クレイグのカッコよさ、期待していたものほぼ全てが詰まった素晴らしい007です。

カジノ・ロワイヤルからスペクターまでの総決算的な内容で、リアルタイムで追っかけてきた身としてはとても嬉しい。ラストは賛否あるかもしれないですが、イイ男を貫くボンドに脱帽です。

コレ!という飛び抜けたシーンはないものの、序盤のボンドカーのアクションなど(予告編で観すぎたけど)高品質なアクションシーン目白押し。終盤の長回しとかキューバでのテンポよい銃撃戦はお気に入りです。ハードなアクションのなかにもクスッと笑えるのもよし。そして何よりアナ・デ・アルマス。超カワイイ。頭を抱えるほどカワイイです。メロメロです。彼女演じるパロマでスピンオフを作ってください、頼む!

何でもアリな最凶ウイルス兵器や猛毒枯山水、ラストの秘密基地など、ダニエル・クレイグボンドにしては結構トンチキで愉快でした。土下座PPKは名(迷)シーンだ!

悪役サフィンが随分と小粒だったのと、やっぱりラストはしっかりボンドと殴り合って決着つけて欲しかったのが残念なんですが、アナ・デ・アルマスのスーパー加点でこの点数に落ち着きました。

ド迫力でエモーショナルなダニエル・クレイグボンド最終章、ぜひ劇場で!

ボンドに近づくために、まずはワイシャツにアイロンをかけ、靴を磨き、ビシッとスーツを着るところから始めたいと思った今日この頃。

追記
パンフレットは中身薄めですが、コレクションとしては悪くない感じでした。
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