Norisuke

カオス・ウォーキングのNorisukeのレビュー・感想・評価

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)
2.3
人類はニューワールドと名付けた星へ入植しようとしたが、その際、スパクルと呼ばれる原住民たちとのあいだで激しい戦闘が発生した。何とか勝利を収めた入植者たちだったが、女性全員が命を落とし、生き残ったのは男性だけであった。しかも入植以降の彼らは、自他の心の声が筒抜けになるという現象(ノイズ)に悩まされることになった。トッド・ヒューイットは、養父達と一緒に暮らしていたが、ある日、空から女の子が降ってきて…な話。
CGは綺麗だし、役者陣も豪華なんだけど、どこかリアリティに欠けるな、と思ったらヤングアダルト小説が原作と知り納得。
男だけ頭の中の考えが垂れ流し、という世界観は面白いものの、その設定の説明が皆無なので最初は戸惑った。あらすじは必読。
ボーイミーツガールアポカリプスものという事で設定に慣れてくると面白いが、なぜか未来の話なのに西部劇よろしく集団戦で撃ち合いになったりするのはアメリカ人のノスタルジーなのか。
宗教がかった狂信者も、結局謎のまま自滅してよくわからなかった。ワンコかわいそう。
色々と惜しい作品と思った。
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