Ryoma

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年のRyomaのレビュー・感想・評価

4.0
今や世界的に有名なイギリス🇬🇧のシューズ👞👠ブランドであるマノロ・ブラニク。
スペイン🇪🇸で生まれたマノロブラニクは、家で絵をよく描いていたという優しい母親から独創性を、何か国語も話せたという父親から他文化や広い世界への好奇心・探究心を吸収して育っていったと本人は言う。やはり環境は重要なんだね。
冒頭からハリーポッターのテーマ曲をバックに映し出されるマノロブラニクのインタビューでは、随所に可愛いアニメーションやイラスト交えてありぐっと心を掴まれた。ファッションのことは詳しい訳ではないけれど、色彩豊かで独創的な靴の数々が唯一無二なお洒落さを纏っていて、久しぶりにファッションに興味を持ってみようと思った。
数多のファッションデザイナーや著名人を唸らせ崇拝させるほどに偉大だと言われる理由もわかる気がする。映画『セックスアンドザシティー』や『マリーアントワネット』でより世界的に知られたという。監督のソフィア・コッポラと主演のキルステン・ダンストも思いがけず登場してきて嬉しい。スペイン🇪🇸のプラド美術館も出てきてGWであるし行きたくなった。スペイン🇪🇸において20世紀の最も偉大な人物3人①ピカソ②ペドロ・アルモドバル③マノロ・ブラニクだという。3人に選ばれること自体が凄すぎる。
“最高に幸せな足“という意味が込められているというマノロブラニック。ファッションセンスは勿論のこと、マノロ・ブラニックという人物の人間性に惹かれるものが多いのだと強く感じた。世界的に誰もに愛され続ける理由が僅かながらわかった気がする。現実から逃げ出したくなったり、平凡だと思えるような日々でも、一日一日を輝かせ気持ちを昂らせてくれるもの。それがファッションであり、それが彼の信念・望みなのかもしれないなと感じた。
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