アフリカで発生した内戦から中国国民を救い出すため、元戦狼の主人公が戦地に向かう…
前作を超えるド迫力アクションの連続、ぶっ飛んだ映画でした。ウー・ジンが魅せるバラエティ豊かな格闘シーンには脱帽ですね。いきなり海賊を海中での長回しアクションで制圧するシーンには度肝を抜かれました。バカでかい外人との戦いやナイフ使いとのバトル、最後はフランク・グリロとのタイマン。この手のアクション映画好きからすれば嬉しいことこの上ないです。特にラストのタイマンシーンは迫力あり、パワフルさのフランク・グリロとスピードのウー・ジンといったような区分けが見事にできていてとても良かった。前作の対スコット・アドキンス戦の不満を見事に払拭してくれました。
格闘以外のアクションもかなりのクオリティ。ランボー並のワンマンアーミーぶりを発揮する銃撃戦も、ウー・ジンとコンビで戦う老兵さん二人とも銃さばきがリアルで見ごたえバッチリ。果てには戦車まで出してのアクションを披露するからすごいですね、中国マネー。
まあストーリーは穴だらけもいいところです。謎のウイルスのパンデミックの設定を途中でど忘れする脚本には笑いましたね。
相変わらずの中国バンザイぶりも実に興ざめなのでこの点数ですが、アクション好きなら見るべきな一本です。3作目が作られるらしいですが、悪役はドルフ・ラングレンあたりだと面白いんじゃないかな（笑）
