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モリーズ・ゲームのskm818のレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.7
元女子モーグルの選手が賭博場を開いて成功するが、ロシアンマフィアとの関係を疑われてFBIに逮捕されて云々。
すごいのは彼女は顧客の名前だの彼らに関する情報だのをすでにほかの逮捕者が喋ったこと以外は一切漏らさなかったことで、それを漏らすくらいなら有罪になって刑務所に入るというような主張をして弁護士を悩ませる。弁護士もやり手だけども人権派っぽい人を選んでるのな。それはモリーにとって自分の名前を汚さない、自分の名誉を守るためだったと説明されていたけど、多分それだけじゃなくて、彼女にとっては顧客はただのカモではなくて顔と名前と人格を持った奥行きのある存在だったんだなあと思う。
ちょっと眠くてNY進出してからのあたり把握できてなかったりするけど、資金繰りに困って手数料を取ってしまい、ストレスから薬物にも手を出すようになり、ロシア人は金離れがいいときいてロシア人ギャングも引き入れてしまうっていう流れか。あの運転手とフロントのやつ最低やん。
ほとんどのやつは金を掴ませればなんとかなるし、そういうやつらにモリーは痛い目にあわされてんだよね。最初のボスもサイテーだし。しかしモリーは自分を失わないわけで、これはやっぱり親の教育のおかげなのか?
ケヴィン・コスナー演じる父親一体いつから浮気してんだと思ったけどさ、親のその手の裏切りを反面教師にしていたのかもしれない。
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