レディー・ガガ：Five Foot Twoのカルダモンのレビュー・感想・評価

リアル版『アリー・スター誕生』と言っても過言ではないくらい、作品間でリンクする点が多々あり驚く。冒頭ではちょうど『スター誕生』への出演が決まったという事も語られており、素顔のままスタジオや自宅で家族と過ごす姿もアリーの姿と重なる。

「音楽で人を幸せにしながら家庭を築きたいだけ。なのにどうしても両立できない。いつも仕事で成功するたび恋愛がダメになってる」

このドキュメンタリーによって『アリー』の見え方も変わるような気がする。小柄な彼女がいかにエンターテイナーとしての役割を背負っているか。クライマックスのハーフタイムショーに向かう姿は『ボヘミアンラプソディ 』とも重なって色々吹き出す。
亡き叔母から受け継いだ「ジョアン」という名と、その名を冠したアルバムタイトル。飾らない姿を晒す姿勢と、ステージの上では思いっきり楽しませるスターの姿勢に涙。