19世紀のイギリスで実際にあった連続猟奇殺人 '' 切り裂きジャック ''は一体誰か。
犯人として浮上した4人の男 ( その中にはあのカール・マルクスも…)
捜査に当たるのは刑事キルデア( ビル・ナイ )
世界的に有名な未解決事件がモデルなのでストーリーはそれなりですが、当時のロンドンの街の雰囲気や人々の生活が生き生きしてる。
特に演芸場の役者たちが個性豊かで、夫殺しの疑いをかけられたリジーを中心に喜劇役者のリーノ、変態趣味の支配人等、彼らのバックボーンは見応えあり。
当時の風潮だった男尊女卑、同性愛に対する批判的な事も。
ビル・ナイを筆頭に役者たちが良い。ダグラス・ブースは若く美しく「おみおくりの作法」のエディ・マーサンも中々不気味。
猟奇殺人なのでややグロいのですが、それ以上に様々な人間性の描き方が面白かった。