すずきたけし

エスケイプ・フロム・イラクのすずきたけしのレビュー・感想・評価

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トルコの特殊部隊が主人公のミリタリー映画。
200人以上のISが攻めてくる村を8人で守るという『七人の侍』から『プライベート・ライアン』経由で似たようなシーンがチラホラ。

トルコの映画としては
“戦士”という言葉の重みが違う。
「戦闘が戦士を作る」という村の女性が言ったら「よく言った!」と言わんばかり銃を渡したり、イラク領内の村の人は「子供たちはみなトルコ兵に憧れている」とか言いましてすこし眉に唾つけてみた方がいいかなとも思いますが、こういう「どう見られたいか」のお国柄が垣間見れて興味深かったりします。

ISの兵士たちが集まってきたところを自走砲で一掃しちゃうのはアメリカ映画でも見たことない豪快さ。
あと仲の良い同僚が昇進して上官になる前に「殴らせろ」と言って外でキャッキャと殴り合う特殊部隊感は『ハートロッカー』や『ゼロダークサーティー』の特殊部隊描写の系譜ですね。わかります。

ちょっと尺が長いけど、色々な国の戦争映画はお国柄は見えて面白いですね。
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