マジシャン: 摩訶不思議な世界の作品情報・感想・評価

マジシャン: 摩訶不思議な世界2016年製作の映画)

Magicians: Life in the Impossible

製作国:

上映時間:87分

3.4

「マジシャン: 摩訶不思議な世界」に投稿された感想・評価

jnk

jnkの感想・評価

3.4
取材対象が4人もいて混乱するといえばそうだけど、プロマジシャンと言っても色んな稼ぎ方や立場があるのでこの(マジシャン」という大きな主語を扱うにはこの構成は正しいと思った。
ギーク、ラスベガスショーのイリュージョニスト、営業マジシャン、人気のピーク過ぎた老マジシャンと中々分類も的確だと思う。
4人も追ったのはちゃんと密着取材するタイプのドキュメンタリーだからどれぐらい撮れ高があるか見込めなかったのかもしれない。
色んなマジシャンを撮ることによってマジシャン特有の色んなあるある話を観れるのは面白くて、ほとんど個人で動く体質は意外に感じられると思う。営業電話も本人がかけてたり、移動も荷物運ぶのも本人がやってる。アメリカで有名な人でも日本のマジシャンと経済状況似た感じなのかしら。
あと、見所は日本でも珍しくない大物によるパクり問題!マイナーな人の良ネタを我が物顔で発表して立場弱い人は何もいえなくなってしまうダークサイド。
なんとか解決しようとするけど、手品の権利を説明を聴いてる時の弁護士の顔ったら。というかアメリカのメジャーシーンでもこの状況だと日本でもしばらくパクり問題解決しそうにないと考えると辛い。

個人的はジョンアームストロングのパートが面白かった。
マジシャンてギークっぽい人多いけど、あんだけコミコン会場にいて違和感ないマジシャンはこの人かクリスメイヒューか。
本棚にはバットマンやらグリーンランタンやらウォッチメンやら並んでて、iPhoneケースもバットマンだしパソコンのステッカーもバットマン。DVDも持ってるし元から好きだったけどより親近感。
ぶっちゃけドラマ部分は奥さんとの関係が軸でマジシャンらしい話がないので退屈なのだけど。

手品が一番見れるのはブライアンギリス。
クラシックながら熟練の技って感じでとてもいい。
カメラマンに飼ってる犬でマジックしたりマジック人間感が出ててとても良かった。
デヴィッドミンキンは地味ながら、テレビ用の動画を何回も撮り直す気合いを見せてた。

一番マジシャンらしいドラマがあるのがヤンルーベン。
アメリカンドリーム目指してるしクリスエンジェルにネタパクられるしとても盛り上がる。
彼以外は普通の仕事と家庭の両立話っぽいのでぬるい情熱大陸感。
あとカメラマンのピントが下手くそすぎて、不思議なことが起こりきってからフォーカスしたりするからそこは最悪。
作品全体のピントもボケてるから、総合的にぼやけてる印象が強く残る。
自分は何を見たのかという気分になるのがマジック的と言えばそうだけど。