おもしろかった。
二人の女優の美しい表情がずっと残ってる。
"その場所に"生きているような生活感はないけれども私たちが普段無意識に頭の片隅に置いている反事実的な出来事が本作では起きてしまう。元来我々は"フルーエンシー"でないものに不安を感じるものね。突然崩れる日常に立たされる彼女たちの演技がたのしくて仕方ない。
舞台の転換のように壁に立てかけてある絵を楽しく扱うなんてステキな監督さんだと思った。
作中のセリフではまったく気付けないほど自然と"Dreamers"や"Border"のことについて思いに耽ることができる。これってすごいことなんだって思ってる。
ジェイドの着てるお洋服がとても似合ってて可愛い。自然体に振る舞うマリアの美しさ。対照的な二人の女性の"美"が垣間見れる素晴らしい作品だった。