さようなら、ニックの作品情報・感想・評価

さようなら、ニック2017年製作の映画)

Forget About Nick

製作国:

上映時間:110分

3.9

あらすじ

モデルからデザイナーに転身を図ろうとするジェイド。初のファッションショーの準備に余念がない。しかしスポンサーでもある夫ニックが姿を消してしまい、逆にニックの前妻マリアが家にやってきて一緒に暮らす羽目になる。ジェイドとマリアは何かと反目しあうが…。

「さようなら、ニック」に投稿された感想・評価

「ハンナ・アーレント」の監督作ってことしか知らずに見てビックリ!めちゃくちゃポップでおしゃれなオープニングのコメディ。女性ふたりがほとんど姿見せないニックに振り回されるんだけど、強いから負けない。よく喋り、よく叫ぶ。テンポよくて面白かったです。
OKD

OKDの感想・評価

4.0
東京国際映画祭コンペティション作品。
『さようなら、ニック』ライフスタイルが異なるニックの現妻と元妻2人がある日同居する物語。特に女性の働き方、生き方を考えさせてくれる。笑えるシーンも多め。
lp

lpの感想・評価

3.5
第30回東京国際映画祭にて鑑賞。コンペ部門のニューヨークを舞台にしたドイツ映画。『ハンナ・アーレント』のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督の最新作。

ニックに捨てられた2人の女性の物語。ユーモラスなヒューマンドラマで、エンタメとドラマのバランスが良くて面白い。DVDスルーになるかもしれないけど、今後日本で観られる機会はあると思う。

途中まで自分は「女性の自立の話」と安直に解釈していたけど、QAで製作陣の狙いは他にあったと聞く。自分の考えが如何に浅かったかを気付かされる体験だった。
gm

gmの感想・評価

5.0
良すぎた!

モデルからデザイナーに転身を図ろうとするジェイドは、突然夫ニックに別れを告げられる。そのうえ、ニックの前妻マリアが家にやってきて一緒に暮らす羽目になる。というお話し。

ライトなコメディ。

元妻マリアを演じたカッチャ・リーマンが魅力的で最初から釘づけだったし、マリアをすごく上手く演じていたと思う。

普段、妻帯者の男に出を出すような女の話しなんて観たくないし、観ても気分が悪いだけだけど、そんな私がすっぽり入り込んでしまったのは、ジェイドの気持ちも、マリアの気持ちも、マリアの娘の気持ちも、すごく上手く伝わってきたからだと思う。

あまりいないと思うけど、、、何度も涙が。最後なんてちょっとヤバい位でした^^; 

ラスト、ジェイドが出した条件。
その先、どうなったのかは、映像としてイメージは出来ないけれど、彼女の決断は絶対に正しかったハズ!という確信は持てた。

一般公開されると良いな。もう一度観たいです!



そうだ!
カッチャ・リーマンが魅力的で最初から釘づけだったと、書いたけれど、それより先に・・・
上映前に来日出来なかった監督からのビデオメッセージ。別に大したことは言ってないんだけど、監督が映った瞬間にもう、この映画絶対好きなヤツ!と思った気がする。
監督のお話が聞けなかったのが残念です。
@東京国際映画祭2017

左隣に座ってたオッサンが非常にマナーが悪く、映画に集中できなかった。上映中に相手に注意したのは、初めてだ。

演技、演出、脚本全てが上質なホームコメディだった。
やっぱ一流の欧米の職業俳優さんの演技は安心して見れる。
10/27に東京国際映画祭で鑑賞。
途中何度も館内が笑いで包まれる時があり、見てて楽しかった。
評価としては、普通に良いくらいかなー。
とても椅子の座り心地が悪くて、お尻が痛かった。
Oriya

Oriyaの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

キャリアウーマンだから専業主婦だからすごいとかそういうことはなくて
いろんな生き方があるしキャリアウーマンだから強い女性と言われるのはなにか違う。
一見違う生き方をしているような2人は、同じようにニックという男性に翻弄されてそこから本当に自立していく。
コメディタッチで2人のキャラクターも対照的でどちらも素敵でとてもよかった。

そしてプロデューサーが語っていたニックを悪者としては描かず、愛らしい憎めないキャラクターにしたという話がすごくよかった。
若い女性に乗り換えたから男が最低だみたいな主張が強すぎるとたぶん違った。
第30回東京国際映画祭 コンペティション部門作品

モデルからデザイナーになったジェイドは突然夫ニックから別れを告げられる
そんな彼女のもとにニックの元妻がやってきて、正反対な二人の奇妙な同居生活が始まる

ニックの元妻と離婚間際の現妻のやり取りを、コミカルタッチで描き、離婚という大きな壁にぶち当たることで、たくましく生きていこうとする女性の格好良さがいい

上映後にプロデューサーと作品中でジェイドの良き理解者である同僚役を演じた俳優さんが登壇
mmmcy

mmmcyの感想・評価

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ファッション界の人に同じ服を何度も着せるのは「制服好きなドイツ人」の表現としてなのでしょうか。
東京国際映画祭11本目は、コンペティション部門の「さようなら、ニック」。

忙しくて前情報を入れずに見て「普通におもしろかったな〜」などと腑抜けた感想を感じていたら、これ「ハンナ・アーレント」のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督作品だったのですね。ビックリ! 上映後のQ&Aでプロデューサーのベッティーナ・ブロケンパーさんの語ったところによると、次回作の話をしていた時に「コメディはまだやったことがないからやってみたい」という監督の要望で決まったという。(ちなみに、今度はドキュメンタリーを撮影中とのこと)

旦那が若い女と浮気して出て行ってしまった元モデルでデザイナーのジェイドの部屋に、突然、旦那の前妻マリヤが帰ってくる。部屋は半分はマリヤの名義だと言うのだ。かくしてフラれそうな現妻と前妻とのおかしなおかしな同居生活が始まる。

「キャリアウーマン」と「子と孫を育ててきた母」という真逆な立場の2人を演じるイングリッド・ボルゾ・ベルダルとカッチャ・リーマン(「帰ってきたヒトラー」)が素晴らしい。犬猿の仲から始まって、少しずつお互いを理解していく演技はコメディでありながら実に繊細。

フォン・トロッタ監督は「強い女性」という言葉が嫌いらしいが、それは「男性」だったらそうは言われないことを「女性」がすると「強い女性」と呼ばれるから。そういった意味では、本作はフォン・トロッタ初のコメディではあっても同じく「(強い)女性」を描いている作品なのだ。
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