GUMI

SUNNY 強い気持ち・強い愛のGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

山本舞香ちゃん最高だな映画

ヴィジュアル的には眼福だったのと、中高生の頃の複雑な心境を想起させられたのでそこそこ満足。
あまり意識的に見てなかったエライザちゃんのカリスマ性にも惚れぼれ…三浦春馬とのキスはエロすぎやろ。


某作品のお蔭で韓国映画の女子ノリが苦手になったので、そして病気ネタはあまり好きでなく、オリジナル版は観てません。
ここまで日本ネタ満載になると反って気になってきた…向こうはどんな時代背景だったのかしら。

世代的には自分(浜崎あゆみが流行った世代)より一世代上の設定ですが懐かしいアイテムもあったりで…とは言え自分にとって懐かしいのではなく、一軍女子たちがああいうショップバッグ持ってたり写真にポスカで落書きしたりしてたなーって、他人のアイテムですけどもね。

当時、彼女ら一軍女子に対して抱いてた嘲笑と憧れが混ざった複雑な心境が蘇ってきました。新しい出逢いのため地元の外のコミュニティを求めるような生き方をしてきた自分にとって、多感な時期から続く絆は羨ましくもある。悪い意味で執着すると過去の栄光に縋ってるだけの恥ずかしい何かになるけど。


ストーリー的にはこちらに不満を抱けばいいのかオリジナル版に抱けばいいのかわかりませんが、時間の経過と出逢いによって輝かしい絆として捉えられるのに、諸々の問題を金銭で解決されて「ありがとう…(涙)」には、ならない。
特に、ともさかりえの最初のどうしようもない場末感にゾクゾクしたのに…残念な展開。
みんな良いキャラしてたけどキャラクターが面白いだけでは割り切れない。

そして、思い返してみれば広瀬すずちゃんが顔芸したりだとか、体張ってるのにそこまで印象に残らない…ということは演出的にスベってたんだろうか?
特に鰤谷にお好み焼きブン投げるスローモーションは中途半端でなんだか恥ずかしかった。
とにかく今回の広瀬すずちゃんは空気だった。私は彼女のこと好きなんだけどこんなに記憶に残らないのが本当に不思議で仕方がない。

しかしながら総ダンスの演出は好きです。時代の空気を身体で表現していて。
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