さうすぽー

レプリカズのさうすぽーのレビュー・感想・評価

レプリカズ(2018年製作の映画)
1.2
自己満足点 18点

(酷評注意)
完全なる事故映画、もとい地雷映画でした。

※このレビューはだいぶ荒れてますのでご注意を
また、この映画は全くもってオススメしないので、ネタバレ含んだ感想になります。

キアヌ・リーヴス主演のSF映画というパッケージだけで観た映画なのですが、こんなの観るくらいならNetflixでマトリックスかジョン・ウィック見返した方が全然良いですよ!
ふざけんな!

この映画の良いところはキアヌ・リーヴスが女の子をダッコしたり可愛がったりするところ、以上です!
いや、これも俺含めたキアヌ・リーヴス大好きな人達しか良さ伝わんねーよ!(笑)

もう一度言いますが、自分はキアヌ・リーヴスが大好きです。
ただ、科学者の役は完全にミスマッチでした。
カリスマ性のあるアクション俳優ですし、天才的(?)な役合いません。
また、ジョン・ウイックのような哀愁を帯びた演技が好きで、今作も不幸な目に合うのですが、演じたキャラクターのせいでそれも台無しでした。

そもそもキアヌ演じる科学者の行動が全くもって理解も共感も出来ません!
確かに自分が引き起こした事故で妻や子供が死んで悲しいのは解ります。
ただねぇ、やって良いことと悪い事があるでしょ(笑)
何をするかと言うと、家族が死んだ事を隠して秘密裏に同僚を巻き込んで家族のクローンを作るという話です。
ただ、クローン作ることは禁止されてるので研究所内の機材を勝手に持ち出して自宅でクローンを作るのですが...

そもそも、事故が起こった時に心肺蘇生もしない上に救急車を呼ばないのはどういう事?勝手に死亡したって決め込んでる風にしか見えないです。
あげくに家族の死体を床に置くというのも、扱いが雑です。

だいたいクローンを作るために妹の記憶データを消さないといけないとなった時も、一応葛藤してはいたけどあっさりと犠牲にしてるし、その時点で止めるべきです。

おまけに家族の蘇生のために同僚を振り回し過ぎだし、運くらいしか信じないし、自分勝手にも程があります。
主人公も同僚も終始こんななので、成功しても全然感動もしないし非常に安っぽく感じてしまいます。

そもそもこんな手間もかかって大変な作業を自宅で一人でやるなんて無理だろ!
こんなガバガバな環境でやったら電力持たないし完全に怪しまれるだろ、バカじゃねーの!?

一応家族のクローンを作り出すことに成功はするのですが、妻の体の異変の下りは最後までそのままですし、子供の学校等に連絡する下りも投げっぱなしでしたし、最後に何故か娘が帰ってくる場面も感動は出来ませんでした。
「記憶消去したのにどうやって連れてきたの?」

主人公も回りの人間もこんななので、むしろキアヌ・リーヴスよりも、技術を奪いにくる悪役の方がまだマトモに見えるというのは異常です。

とにかく設定が最初から最後までガバガバです。
どういうストーリーにしたかったかは何となく解りますが、最初から最後まで脚本を見直すべきだったと思います。

今年の新作は50本くらい観てきましたが、ここへ来てワーストクラスの映画に合ってしまいました。

2019年 ワースト2位