しゃぐな

ホース・ソルジャーのしゃぐなのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.0
作戦の繊細さ、彼らの勇敢さ、国を思うその強さ。

911同時多発テロの最初の反撃としてアメリカが行ったアフガニスタンでの対タリバン戦。
現地に乗り込むのはたった12人のグリーンベレー「ODA595」隊。
案内役の北部同盟ドスタム将軍と共同戦線を張りアルカイダの拠点マザーリシャリフ制圧へ向かう。

過去は原因になるから、充分に検証し反省はすべきだと思う。けれど、変えられないことだからこそ反省も検証もより良い未来のために活かされなければならない。
アフガニスタンとアメリカのことは根深くて、911も起きるべくして…と言う人もいる。とてもわたしが意見できるような問題じゃない。
けれど「同盟国アメリカ」として見たとき、アメリカのこの報復戦争により日本もまた守られていることを忘れてはならない。
アメリカが侮られれば、日本は危ないのだから。

そう、アメリカ🇺🇸は闘う。
「アメリカ(他の国)だって戦争するじゃん、日本もしていいじゃん」とか言うくだらない話ではなくて。
アメリカって、大きくて強いイメージでしょう?わたしはそう。
憧憬なのか卑屈なのか、わたしはアメリカに揺るぎない強さを感じている。
アメリカは彼らが勝ち取って自ら守っているから揺るがない。
自由と民主主義にはその価値がある。

大東亜戦争の敗北は日本に「闘わない国防」を強いている。75年、戦争せずに済んでいるのは、一つに経済成長、一つに文化の醸成があるだろう。自助努力で築いてきたものだ。しかし、これは憲法前文でいう「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」出来る範囲のこと。隣国が平和など全く無視して日本を脅かすとき、日本の平和を守ってくれているのは一にも二にもアメリカとの同盟に他ならない。
アメリカが揺らげば日本の平和どころか主権が風前の灯なのに、わたし達日本はいつまでも反省ばかりして、検証を未来に活かすことに足踏みしている。
戦争しろってわけじゃない。
ただ、有事の時、アメリカ軍に守られている存在でいいのか?ということだ。
彼らは自らを危険に晒し犠牲をともなって守っているのはアメリカと家族の未来だ。過去、ご先祖さまたちがしてくれたことだ。それでいいの?わたし達。もっというと、いくら同盟国とは言え、日本が闘わないのにアメリカは闘わないよ、ぶっちゃけ。日本が頑張るなら手伝ってくれるんだよ。

アメリカ🇺🇸いつも闘ってくれてありがとう。
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