もじゃ

レイニーデイ・イン・ニューヨークのもじゃのレビュー・感想・評価

4.0
「世界中どこにもない痛快な街だ」

大学生カップルのニューヨークデートが思わぬことに。二人はどんな日を過ごす?

ウディ・アレン作品らしく、とても微笑ましいコメディ。
長い1シーン、何のてらいも無い画面はいつも通りか。ニューヨークの町並みや建物の内装かオシャレ。起こる出来事一つ一つが楽しく、若いカップルの行き違いやお互いへの想いが1日に凝縮される。ギャツビーは地元ゆえのシガラミに囚われ、アシュリーはそのポジティブさでNYの新鮮な体験を重ねていく対比。

ティモシー・シャラメとエル・ファニング、最も美しいカップル。二人共服装が可愛らしい。エルのハッピーでポジティブな感じが良い。雨に振られるシャラメの色気。ピアノ弾き語りシーンはファン垂涎必至。
ジュード・ロウが凄く情けないおっさんで驚いた(笑)

作りに波は無く、淡々と何気なく時間が過ぎていくが、良く見れば二人の関係が表されている、はず。90分と少しの時間だけど、もっと見ていられる気がする。

なんとなく流しておきたくなる作品。
もじゃ

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