むぎたそ

レイニーデイ・イン・ニューヨークのむぎたそのレビュー・感想・評価

-
昼食を食べた直後に観たせいもあるが、こんなに眠くなるのだろうかというくらい眠気が発生した(退屈だった)。

ウディ・アレンの映画特有のあのいつもの感じのキャラをシャラメは完全に憑依していたな。それはすごいとは思うが、べつに映画が面白くはなってない。中高年のおじさんがあの口うるさくてコントロール欲求すごいキャラクターをやってたら、あー世代的に頭がカタくて保守的でひとりよがりなやつなのね、ってなるだけだけど、なんかシャラメがやるとこんなに若いのにこんなに古い感じの大学生いんの?ってなる。笑
まあファンタジーだろうけど。
カルチャー的な知識みたいなものは披露してたけど、なんかそれが全然面白くなくて、ユーモアとか知性とかあんまり感じられなかったからかな、今回は。
全然魅力を感じられないキャラクターだった。ぼんくらダメ男でも何かしら魅力が欲しかったな……。

クソボンボン大学生、ひたすらいけすかない。。笑

セレーナ・ゴメスを魅力的に見せるためだと思うけど、エル・ファニングが全然魅力的じゃなくて中西部出身の田舎もんミーハーバカ女みたいな描かれ方でカチーン(そんなにNYのハイソインテリさまが偉いのだろうか……まあ空虚に描かれてるんだけどさ)。エルたそをもっと素敵に使ってよ!

はじめから合ってない感すごかったやん。つまり、シャラメがエルのこと下に見ててだからこそ安心して付き合えるみたいなのがイヤなの。美人で明るいけどちょっとおバカな田舎者のようだからハイソで洗練されたボクが都会や文化のこと教えてやるよみたいなクソおっさんみたいな態度だからイヤなんだと思う。これがおっさんならしかたないけどなんで若いシャラメが?って。(なんかクソ男ならクソ男で、もっとこてんぱんに滑稽でひどい目に合ってほしかったなー。イケメンすぎるのとロマンチックにしたいのとでコメディにふりきれなかったのかな)

ストーリーに心が動かされなかったのでNYがあんまり魅力的に見えなかった。

松江哲明とか井上ひさしとかの作品はもう観たくない、ってなるのに、ウディ・アレンは観たくて観てしまいました……。(一貫性がない)

人生万歳とか面白かった気がするけど……。いろいろ好きなウディ・アレンあるんだけどな……。打率って意味ではイーストウッドのほうがすごいのかな。。
むぎたそ

むぎたそ