どうせマンガが原作の映画でしょ？と正直ナメて見たら終わる頃には感極まって目がうるうるしてしまった。
わたしは原作を読んだことがないので「高校生がオジサンに恋するになんか共感できない」と思っていた、けどそんな自分が阿呆でした。好きな人の一挙手一投足にやきもきして、想いが通じた！？と思えば舞い上がる、初恋のそんな姿に共感しないわけないじゃんか。
それに、恋が揺れ動く様子が、漫画原作映画っぽくなく真剣に描かれていて、恋愛映画として普通に名作です。
大泉洋の好演は勿論だが、小松菜奈ってあれだけ存在感のある女優さんだったんだ！というのが個人的には大きな発見だった。
最後のあのシーン、ズルくない？手が届かないものに精一杯手を伸ばす、初恋の切なさが凝縮されてるよ。悔しいけど、ずっと心に残ってしまうシーンだ。
