このレビューはネタバレを含みます
ネットカフェにて。
序盤のパブでの事件以降、何か起きそうな空気だけで何も起きない。その分人物描写出来ているかと言えば、そうでも無い。ダラっとした展開。
話の流れが酷い。
夫を殺し屋を雇って妻が殺害。その巻き添えで2人死亡。動機が浮気性だから。
何と言う雑な。
挙句、夫の遺産で殺し屋に報酬払おうとしたら、夫は破産していた。事前に調査してないのか。
さらに、支払いに困った女は、巻き添えで殺された人の未亡人が受け取った遺産を密告。その家に殺し屋が押し入る。
類を見ない程のゲスな女。最後に逮捕されるだけでは納得がいかない。
しかし、これがまた驚く程に可愛い。
今後、マトモな役で笑顔が見られる事を願う。
殺し屋の人物像に疑問。プロなのに、依頼内容と違う殺し方。夫だけ殺害、なのに2人道連れ。この時点でおかしい。
中盤、急にブツブツと独り言でキレコメントを連発しているのも違和感。無理に異常者感を出そうとしている。序盤の雰囲気と一致しないし、キャラがブレている。
押し入った先で未亡人を殺さなかったのは、主役の男の彼女だと気付いたから。
なのに、その後で主役の男に見つかると、すぐに銃を取り出す。彼女は見逃すけど、本人は殺す。どう言う事だ。
急にモーテルを早朝に出て行くとか、真っ白なシャツから血が滲んでるとか。もっとうまく立ち回って欲しい。
プロなんだから！
これだけコメントを書いて、ボヤっとした違和感に気付いた。話の粗筋と主人公が全く絡んでない。もちろん、男の経営しているモーテルに殺し屋が泊まるし、男の彼女の旦那が殺し屋に殺されるし、家に押し入られるし、無関係では無い。
殺し屋の話で見ると主役が不要。主役の方で見ると殺し屋が不要。と言う印象が拭えない。全然違う話が絡まり合う事で面白くなる例は多々あるが、この作品はそれを狙って失敗した典型例ではないか。
強盗に押し入ったとき、殺し屋は変な奴を一緒に連れて行く。そいつが、逃げ込んだ女の部屋に入った瞬間、ハサミか何かで胸を一突き、される。
即死。
えっ、弱い。
わざわざ雇ったプロなのに。
殺し屋も女と揉み合っている間に脇腹をやられ重症。あれ、これイコライザーだっけ？
