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アンダルシアの犬のOtoのレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
3.5
「ブニュエル」という名前を講評や雑談で聞く機会が多いので観やすい短編から→( https://youtu.be/vJKNp7v5FOg )。

台風と風邪のダブルパンチで、諸々のタスクを諦めて、映画をまとめて観れているのでありがたい。『真実』予習で『昼顔』も観ておきたい。

まず、どうやって撮ったの?と純粋に思った。今となればクロスディゾルブなんてデジタルで簡単にできるけど、当時からしたらめっちゃ斬新だっただろうし、眼球のシーンや衝突事故は今見てもリアル。

「映像だけで伝えなきゃならなかった分、サイレント時代の方が優れた視覚表現が多い」と言った撮影監督がいたけど、たしかに眼球・蟻・胸と尻とか、力のある画面が多い。

どうしても意味や物語を探してしまう自分がいるんだけど、そういう合理性から逃れたいという作家にもよく出会うのでどちらの気持ちもわかる。それを否定したいとは決して思わないものの、物足りなさは感じてしまう。

※これから観る方のために調べた字幕貼っとこ。
・Il était une fois = Once upon a time
・Huit ans aprês = Eight years later
・Vers trois heures du matin = Around 3:00 in the morning
・Seize ans avant = Sixteen years before
・au printemps = spring
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