みほみほ

交渉人のみほみほのレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
3.7
2020年56本目

完全に「評決のとき」キャストの影響で観る事にしたものの、どうなっちゃうの?!の連続で楽しめた。

至高の交渉人対決。
一方は濡れ衣を晴らす為、一方は人質と犯人を無傷で救うため。

沢山邪魔が入りながらも、あれやこれや次から次へと進む展開に飽きることなく飲まれていった。

スリリングだし、誰が犯人なのか分からず全員が怪しく見えてしまって、警察全てが敵に思えてしまう。

今作のケヴィン・スペイシーはいやらしくなくて、いい人なんだけど、それでも色気は隠しきれないのが流石。ますます大好きになった。ケヴィン・スペイシー見たさに観たと言っても過言ではないのだが、やはりケヴィン・スペイシーはケヴィン・スペイシーだった。

サミュエルも基本的には名脇役(それも悪役)なイメージが強いので、濡れ衣を晴らそうと知恵を絞って賭けにでる主人公姿のサミュエルは物珍しかった。

交渉人vs交渉人だったはずが、後半に流れが変わってラストに駆けるように面白くなっていくので全く長く感じなかった。

デヴィット・モースの役柄は好きになれなかった。正義感が強いのは分かるけど、四の五の言わずに突入だ!!みたいな短絡的な馬鹿というか、せっかくスペイシーが戦略を立ててるのに今か今かと邪魔しやがってこんちくしょー!ってキャラクターでした。笑

誰が怪しいかどうかも大事だけど、交渉人同士の掛け合いと人質との間で出来て行く連帯感が好きでした。

サミュエルの茶髪、新鮮だった。
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