特濃ミルク

千と千尋の神隠しの特濃ミルクのネタバレレビュー・内容・結末

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

 たまたまTVをつけたら金曜ロードショーで放送されていたのと、markしていなかったこともあって視聴することに。前回の視聴からかなり間が空いた気もするが、ほとんどのシーンの流れは覚えていた。やはり銭婆の言う通り「一度経験した事は忘れられない。それを今は思い出せないだけで。」ということなのか。
 まあとりあえず、改めてアニメ映画界の紛う事なき金字塔だと思った。批判してるのは逆張り野郎か、アニメにある種の偏見をもっている奴だけだろう。神話的な要素も盛り込まれているし、作画も超一級品、これ以上何を望むのか。
 良質なファンタジー作品全般に言える事だが、荒唐無稽な絵空事(まあ結局子どものための物語だし!)の中にもきちんと現実との橋渡しがなされている。特にカオナシとか昔に見た時には厄介な怪物にしか見えなかったけど、今見ると確かに現実にもこういう人間いるよなぁと思うもんね。まあ…自分の中にいたりして()。
 結局のところ、脳筋でワーカホリックな考えかもしれないけど、たとえどんな環境の変化が訪れようとも、何か目標をもって一生懸命労働さえしていれば「基本的には」周りも認めてくれるし、なんとかなるぜということなんだろうな。周りが全員湯婆婆みたいなブラック(シルバー?)企業は知らん。
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