えるる

人魚の眠る家のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

平穏な日常から突然娘がプールでの事故で脳死状態に陥り、父が医療機器メーカーの社長だったために脳死状態の娘の体の健康のために電流で体を動かす機器の研究者を紹介する事で母は希望を持ち、娘が目を覚ますまだ献身的に介護するが結局的に意志なく動かしている娘の体に周囲は抵抗を覚え始め、どこかで彼女は死んでいると思い始めた所に音音の誕生日で爆発し母包丁を持って、娘は死んでいるなら今ここで殺しても殺人罪にならないはず。もう分からないから国の判決でどっちか決めてくれとブチギレ。そこに警察と従姉妹と弟が入り止め。周囲の人たちも娘の生死を諦めていたが、殺されるのは嫌だと思い直す。平穏を取り戻したのも束の間で母に最後の挨拶をする娘。それを最後に脳死判定を受け入れてドナーとなり、お葬式。
親に心配される元気に走る青年の行き先はあの一家が住んでた家。更地になっている。

姪っ子が私の身代わりになったの。ごめんなさい。ごめんなさいっていう所で泣きそうになってしまった。突然の事故でも死でもあの時こうしていればという思いや、子供の代わりに私の命使ってくださいって思いなどがあり、みんなが考えてしまうような事なので見てて苦しい。
小さい子供の脳死を判定しドナー登録するかの選択は親は難しいく選択できる事ではないと思う。私は大人だし自分で決めて臓器提供同意カードは財布に入れておくようにしている。

終わり方が「変身」みたいにドナーの記憶とかドナーの事をわかってるみたいな所とか一生懸命が狂気の感じになっていく所が東野圭吾ぽいなと思ったら原作東野圭吾だった。
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