「釜山行き」以来の最悪の邦題ですが、こんなに早く観れるとは！！
どこかで
「アフリカ系アメリカ人にとっての「ブラックパンサー」と同じようにアジア系アメリカ人にとって「クレイジー・リッチ・エイジアン」は重要な作品だ」
というお話を読んだのですが、その通りやと思った！
しかもひと月で予算の６倍の収益を上げる大ヒットで、あらゆるハリウッド人種がこの映画を推していたし、ハリウッドリポーターを始め、マスコミも「Crazy Rich Asians」一色に包まれた公開時は、私もワクワクしながら眺めておりました。
※でも映画の内容はなんか金持ちとどうたら、しか知らないw
同じAsianとして本当に嬉しい！
ソノヤ・ミズノの天真爛漫金持ちノーテンキ眼鏡っ娘も可愛かったし、ダンスシーンもあった！
結婚式のシーンは本当にすごかったなあ・・・そんな演出？！
すっ凄すぎる・・・画になりすぎる！！
画面いっぱいに広がるこれでもかってくらいの豪華さ、そしてテンポの良さがやっぱり良いと思うんですよね。
ちょっと気になったのが、ソノヤ・ミズノのバチェロレッテパーティーで、嫌がらせを受けるレイチェルですが、相手のことを「ソシオパス」と言う単語を使っていましたが、いよいよ普通に通じる単語になってるのか、ニューヨーカーだからそういうとこ進んでるのか、もしかしたらレイチェル「SERLOCK」ファンなのか・・・誰か分かる方教えてください・・・。
単純に現代版シンデレララブストーリーも好みだし、アジア（儒教の影響強し）の家を守る、家族が大事という考え方もわかる、餃子も好きだ！そして煌びやかな衣装、小道具、セット、それぞれ美しく着飾った人々、そしてこれは女性の強さの話だと思った。
ごめんなさい。
普段いろんな映画を見て、知ったかぶった口を聞いておりますが、ぶっちゃけ「明日の靴どれにしよーかしらー」だけでも大好物なんです私w
そういうファッション的な中身のないのでもいいんでしょ〜BOL〜と言われても、全く言い返せないですね。
でも！！あのベタな、ニックの誠意のこもった仕草は、ゴミのような私の中に一寸ある乙女心がやはり涙し、笑顔にしてくれました。
キャスティングは最高。
思ったより知ってる人が多かったw
でもあの御曹司ニックは全然知らない人だし、なんか意地汚えし、ハンサムだし、地味に脱ぎシーンも多いw
初演技なんですねえ〜すげえ！
音楽のブライアン・タイラー、情緒よりもポピュラリティを重視した上がる作曲、選曲が好きなんですけど、ソノヤ・ミズノの結婚式で李香蘭「夜来香」が流れるのは、本当に中華系の定番なんだなあ、と・・・良い曲ですよね。
ミシェル・ヨー演じるお母さんはなかなか厳しい人おすな〜。
最初っから愛息子のガールフレンドを気にいる母親なんていないと思ってるんですけどw
このお母さんのレイチェルに対する態度って、やっぱり自分を反映していたと思うんですよ。
ケンブリッジ大まで行った才女。家庭を優先するために諦めたことも多いでしょう。
それでも愛する人と一緒になることを選んだ彼女を待っていた養母からのえげつない態度・・・しかもそれが今も続いてるってどゆこと？！
お母さんのレイチェルに対する感情は、嫉妬半分、心配半分という感じなのかなあ。
そしていつもえげつないくらい美しいジェンマ・チェン。
旦那が悪いやろ普通に！
安定のオークワフィナ。
声ですぐわかる。EDも歌ってるなんて！
しかも今週「オーシャンズ８」最終週のとこもあるので、彼女の出演作が同時に２本かかってる状態ですね！
脇を固めるオークワフィナの家族や、金持ち軍団のアクの強さ、凄いんだけど、全然誇張じゃなさそう感ハンパじゃない、という。
そしてある決意を胸に秘めるニック。
その裏にもまだあったお母さんの思い！！
愛か自分のやりたいことか、これはorではないんですよね。
バランスを取るのは難しいかもしれない。
でもどちらかしか選べない、なんてことはない。
そしてそれは、自分で決める。
とても励まされました。
ジョン・M・チュウ監督最高傑作だし、ハリウッド映画史的に見ても金字塔なのは間違いない。
後々、この邦題に関して恥じればいいんです。
ちなみに乗ってる車はヒュンダイ。
徹頭徹尾Asianですね！
とにかく楽しかった。
見逃すシーンがない・・・普通にラブラブな主役カップル見てるだけで楽しい！
この訳、北京語の部分はさっぱりわからないのですが、英語の訳はわりとしっくりきました。
（これまた発音や言葉遣いが米英みんな違うんだから・・・）
でもファッションアドバイザーのいい奴オリバーのセリフが、２箇所ほどいわゆる「女言葉」になっていたり、パンフレットが部分的にダメすぎて・・・！
オークワフィナが「〜だわ」とか「〜なの」とか言うかよww
新
日本語字幕：小寺 陽子
