ミーハーな映画ファンであるワイは邦画に対して、大した事ないという愚かな偏見を持っており、ほぼほぼ洋画しか観ないがこれは邦画の中でも上位に入る作品となりました。
月並みな表現ですが考えさせられる作品であると感じました。
最近読んだ本で「恋愛が赤い糸だとすれば親子は頑強な鎖」ってのがあって確かになと思いましたが、その反面、信代の「産んだらみんな母親になんの?」というセリフにあるように血が繋がっているだけで絆とやすやす言って良いものかと。
虐待や育児放棄のニュースを見る度に兼ねてから疑問だった気がします。
どっちが幸せなのかは一概に言えないのでハッピーエンドかバッドエンドか、観客に投げかけるようなラストも良かったです。
あえて説明を省く事で観る人もどういう家族なのか?考えると思いますがそれこそ先入観で実際が疑似家族かどうかではなくどう観えるかが重要だと思いました。
それを自然な仕上がりに見せるためのキャストの演技も非常に素晴らしかったです。
ところで松岡茉優さんのいらっしゃるあのお店ってどこにあるんでしょうか?知ってる方いらっしゃいましたら教えて下さい。