skywalker14

THE FIRST SLAM DUNKのskywalker14のネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます


一番好きな漫画と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!でお馴染みスラムダンクが26年ぶりに映画化した「THE FIRST SLAM DUNK」

いやー来たね、もう来ちゃったね、とうとう来ちゃったよねってことで初日に映画館に観に行ってきました。

シンプルに概ね良かったですが気になった点も多少ありましたね。
懐古厨であるがためにだが、

■良かった点
・リアルな試合映像
スポーツアニメで良くあるフィールドどんだけ長いねんは一切なく、時間も要所要所でリアルタイムでやってるような描写が良くてここの臨場感はCGならではだったのかも知れないです。
漫画でもお馴染みのラストの音が完全に消えるところは最高でしたね。
2時間ちょいで山王戦を纏めてるのもかなり凄い。

・声優について
アニメから入っているので声優変更はとても残念でしたがそこまで気にならなかったですね。
予告編が馬鹿みたいにYouTubeで流れてくるから刷り込まれてたかも知れないすけど笑
東映の思う壺だったかも
山王メンバーも気になる人はいなかったかなーと。

・キャラの深堀り
予告通りリョータが主役という感じでキャラクターの深堀りが観れて良かった。
ピアスは知っていたのでここに来てその伏線を回収するとは、さすがに驚きましたね。
井上先生もリョータがかなり好きなんでしょうね。
メッセージ性もより強くなっており、トラウマに向き合い乗り越える姿がより描かれてました。終盤山王のゾーンプレスで深津と沢北をひっくいドリブルで抜くシーンは深みが増したような気がする。

■気になった点
・テンポがちょい気になる
深堀りするために仕方ないと思いますが回想シーンが多くて試合のテンポがちょい気になりましたね。
尺的に仕方ないすけど他校のメンバーが出て来なかったり好きなシーンやセリフが端折られてたのが残念でしたね。

湘北だと流川と赤木が好きな自分としては下記のシーンないの残念でした。
流川に関しては仙道との回想シーンからの「沢北じゃねーかどあほう」と「2つのパスは布石」からの1on1で沢北に完全に勝つシーン
赤木に関しては魚住のシーンですね。
陵南戦で赤木に勝てなくても、チームの主役じゃなくても試合に勝てれば良いと気付いた魚住が赤木に対して河田に勝たなくても良いだよーと伝えるシーン
メガネくんもほぼ描かれていなかったの残念。練習中に赤木と三井凄くて笑ってて怒られるシーンと机に翻弄されてるシーン欲しかった。無理に決まってるけど
屈指の名セリフである「大好きです今度は嘘じゃないっす」がないので晴子さんが空気だった。

・キャラの深堀り
続編でキャラの深堀りはとても良いことですが山王戦という既存である内容に入れ込むのはやや無理があったというか、リョータの物語自体はとても良かったんですけど別の作品でやってもらって山王戦を描くなら山王戦に特化してくれた方が嬉しかったなーと思ってしまいました。
続編でのキャラ深堀りは鉄板ですが元々あるものにねじ込むっていうのはかなり斬新なのでより賛否分かれるかも。しかも原作者がやってるからより

・ラストがあらら?
流川がアメリカ行くならわかるけどリョータが行きたい的な描写さ本編でそんな描写の片鱗が見られなかったので?と思ってしまいました。

シンプルに声優同じで君が好きだと叫びたいオープニングからアニメ後の新幹線のなんじゃこりゃーから入って、
山王戦除けば2番目に好きかもな試合の豊玉戦からやって欲しかったという、圧倒的懐古厨な自分からするとそんな感じを期待してしまっていましたね。


井上先生とプリクエルを作ったジョージルーカスが重なったような気がしましたね。
まぁプリクエル好きですけどね笑

漫画や映画のような作品て監督や原作者のものでは無く観た人の物だと思うので原作者がやっていても受け入れられない部分はありますよね。

とだいぶ文句を垂れつつIMAXでもっかい観に行こうかなと思っている次第ですけどね。

文句垂れた割に良かった点が突き抜けていたので4.7というね笑

何はともあれ映画化してくれて最高でした。
skywalker14

skywalker14