バナバナ

天才作家の妻 -40年目の真実-のバナバナのレビュー・感想・評価

2.8
タイトルでネタバレしてるから、書いてもいいんですよね?

奥さんが本当の作家だったとしても、人気作家だから講演を頼まれたり、
スピーチをする事もあると思うのですが、そんな時はどうしていたのだろうと思ったら、
この夫婦は、大学の文学部の元講師と学生が不倫して再婚したカップルだったので、旦那さんも文学の素養を持っているので、その辺は大丈夫でした。

『ビッグ・アイズ』のマーガレット・キーン(あっちは実話ですが)は子供にもバレていましたが、
こちらの夫婦は旦那が財産を独り占めする事もなく、最初はwinwinな関係だったみたい。
しかし、やはり40年も本当の事を言えなかったら鬱屈してきますよね。
それなのに、本作ではようやくノーベル賞の授賞式で爆発するだけ。
『ビリーブ』などは、法律も時世によって変わっていくという話でしたが、作家なのに、この激動の40年間の時世の影響を受けなかったの?
と、それが私には不思議でならなかった。

だから話が唐突に感じられたし、子供も母親が8時間も書斎にこもっていたのに、記者に言われるまで気付いてないし、
100分くらいの短い映画だけあって、物足りなかったです。
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