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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのRenのレビュー・感想・評価

4.0
【シャロン・テート殺害事件】1969年、映画監督ロマン・ポランスキーの妻で女優のシャロン・テートが、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達の手によって自宅で惨殺された。当時シャロンは弱冠26歳、妊娠8ヶ月であった。この事件は、ハリウッド史に残る悲劇として語り継がれている──。
(Wikipediaより)

ネットで1分調べるだけで映画の本質の面白さが天と地ほど変わってくるので、「シャロン・テート殺害事件」「チャールズ・マンソン」をググってから観ること!

観賞から相当時間経ったけどめっちゃ好き。タランティーノ監督の映画では『パルプ・フィクション』と並んで一番好き。次点で『イングロリアス・バスターズ』。
レオ様の母性本能くすぐるかわいさとブラピの大人の色気がすごい。この2人のキャラクター造形がバディとして満点で、加えてマーゴット・ロビー演じるシャロン・テートの純真な魅力がこの2人に負けていないのも偉い!自分が出てる作品を映画館で観て嬉しそうにするシャロンが素敵すぎて心洗われた。



《⚠️以下、ネタバレ有り⚠️》










ただ観客としては、彼女が後にどのような運命にあるのか知っているので、ずっと切ない気持ちで観るハメに...。彼女を好きになればなるほど切なくなっていく、感情の反比例体験ができる。
この映画の肝はラスト13分。自分はここで泣きそうになった。ワンハリはあくまで映画だもの、こんな終わりがあってもいいのよ、という救い。歴史改変をものともしない。
「映画を作る」ことはある種祈りと同義なのかなとか今作を観て思ったりした。ドキュメンタリーも必要だけど、フィクションやお伽噺も絶対に必要よね。これくらいカマしてくるんじゃないの、という予想を平気で飛び越してくるタランティーノに拍手。

特別賞はブラピのパートナー犬・ブランディ。あと痛いとこ突かれて泣いちゃったレオ様にブラピがサングラスかけさせるところがクライマックス以外の個人的ハイライト(超序盤)。
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