It's your time.
「ロッキーⅣ」がすごく観たくなった。
「My name is Drago...」 から始まる足元から上がっていく予告編を観たときの衝撃。
ロッキーがドラゴを倒した勇姿を目撃し、有楽町マリオンから皆が身体を揺らしながら帰途についた、中学生の興奮。
そんなことを強く思い出した。
アポロが、アメリカでドラゴに屠られ。
ロッキーが、ソビエトでドラゴを倒す。
それぞれは何のために戦っていたのか。
時を経て。
アポロの子、アドニスと。
イヴァンの子、ヴィクターが。
その拳を交える。
アメリカで。
ロシアで。
何のために戦うのか。
イヴァンの最後にとった行動。
ヴィクターが目で追ったもの。
アドニスの娘との瞬間。
ロッキーの思い。
単なるノスタルジーではなく、
「クリードⅡ」が「ロッキーⅣ」をその回答として、昇華させた。
そして。
33年後。
僕はまた身体を揺らしながら、
TOHOシネマズ日比谷を後にする。