roppu

父、帰るのroppuのレビュー・感想・評価

父、帰る(2003年製作の映画)
4.2
息子の弱さと見栄のミクスチュア。父親の傍若無人、いやそれかもわからぬ不信な態度。
息子の嫌気と不信感が爆発した時、"父、帰らない。"
写真の性格を利用したカットと、息子たちが叫ぶシーンが印象的。父親の、そして息子たちの心情がリアルに表現される。
長男を演じるウラジーミルは、4テイクあれば、4テイク全て違った演技をして、監督を困らせたそうだ。このあと、金獅子賞と新人監督賞を受賞するベネツィア国際映画祭の二ヶ月前、湖で溺死。リアルだな
roppu

roppu