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劇場版めんたいぴりりのPikKaのレビュー・感想・評価

劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)
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戦後の博多・中洲の街を舞台に、
家族や仲間に支えられながら試行錯誤して明太子を作り出した「ふくや」創業者の実話がベースのホームコメディー。
(作中では「ふくのや」)

あの時代-
親を亡くし親戚に引き取られた先でも人間関係や貧困など過酷な現実が待ち受ける少女と、それを町の皆で見守りながら大将が密かにサポートしたりと、心が痛くなるほど胸が締め付けられるエピソードもあるけれど、笑って泣いてまた笑える、観た後に心がほっこりあたたかくなるストーリー。

ドラマ版のストーリーをベースに映画版ならではの新しいエピソードがあるので、ドラマ版からのファンはもちろん、今回はじめての方でもしっかり楽しめる作りです。

博多華丸さんの熱演に胸が熱くなる。
とにかく全体の熱量が凄い。

キャストひとりひとりの博多愛溢れる熱演、飛び交うディープな博多弁、名言のオンパレード、作中でも描かれる博多祇園山笠にかける情熱、支えるスタッフ、そしてドラマ版の頃からの熱烈的なファンの応援をはじめ、福岡愛が深い皆さんの「めんたいぴりり」愛と熱量がハンパない。
福岡の人間として、そんな作品に出会えたことが嬉しい。
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