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パッドマン 5億人の女性を救った男のJINのレビュー・感想・評価

4.3
愛する新妻が雑巾にも使えないぐらい汚い布を生理用に使っていたのを見てショックを受けた主人公が、なんとか安価で清潔な生理用ナプキンを作りたいと一念発起。
これ、インドの小さな村の話やけど2002年でそんな環境だったことに驚いてしまった。

主人公のラクシュミが理想の生理用ナプキンを作る過程で想像以上に酷い仕打ちに合うので、観ていて辛いものがあった。
まあそりゃそうやわなあ、男には生理の感覚は全くわからんわけやし、そこに必要以上に情熱を注ぐ姿が奇異に映るのは当然かもしれない。
特にこのインドの「穢れ」思想の中だと尚の事。

この後、パッドマンと呼ばれる男の真摯な生き様がもう素晴らしくて最後にはとても感動させられた。
『きっと、うまくいく』もそうだったが、元気の出るイイインド映画だった。
やっぱり誰かのために自分を信じて熱い情熱を持てる人間っていうのは、生きて行くことに強くなれるんやなあって思ったわ。

生理をここまで意識させる作品は初めて観たかも。
しかも生理用ナプキンでこんなドラマが生まれるとは。
パリー役のソーナム・カプールっていう女優さんがめちゃめちゃ綺麗で見入ってしまった。
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