TakashiM

サーホーのTakashiMのレビュー・感想・評価

サーホー(2019年製作の映画)
3.3
冒頭の救出劇から始まるバトルシーンは、007と比べるに値する、白熱のアクションの連続!

しかしながら、本作はインド映画。
欧米人には決して制作することのできない、想像の斜め上を行くアクションばかり笑

期待度膨らむ出だしだったが、残念ながらここまでだった。

主役のヒーロー、あのバーフバリの御仁。
インド版ジェームズ・ボンドになりたかったようだが、情けないほどに、ただの色ボケヒーロー。

ボンド節ともいうべき、キレッキレの甘いセリフ、全てを魅了し、ひれ伏させるような、あの強いオスの存在感は皆無。

どうにか寄せようとしている雰囲気はあるものの、間が悪いうえ、目線や仕草はただの超絶ナルシスト。
ついでに音楽や効果音のセンスは絶望的で、開いた口が塞がらない。
というより、そこはインド色そのままなので、雰囲気に合わず。。

それがしつこいくらい続くので、途中でお腹いっぱいになって強めの吐き気。
インド映画っぽい、ぶっ飛んだアクションは最初だけで、あとはありきたりというか、007シリーズの劣化版。

さらにはシナリオも酷い。
正義と悪ではなく、複数の権力争いグループが出てきて、複雑過ぎ。正直わけわからんっす。
で、長い。長すぎて大味of大味。


贔屓のインド映画というジャンル。
ここまで外すと、精神的ダメージがデカイ。。
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